≫ EDIT
2017.04.16 Sun
新型5シリーズが発表されてしばらくたち、試乗車も充実してしてきた頃、やっと乗ってきました。 ディーラーで買い物したついでに営業マンと談笑し、新型BMW5シリーズに試乗させてもらうことに。 ちょうど、希望する523dがあいており待望のディーゼルエンジン車の試乗ができます。 試乗車は2017年モデルの523d Mスポーツ。 全長x全幅x全高(mm) 4,945x1,870x1,480 (フロント)245/40R19 (リヤ)275/35R19 幅はEクラスより大きく、全長も5mに迫る大きさですが、見た感じそれほど大きさを感じさせない。 タイヤは19インチでありながらもホイールデザインがよくもっと大きく見えるのでカッコいいと思います。 Mスポは本来ファブリックシートですが、試乗車はダコタレザーオプション付き。ヘッドアップディレプレイもついています。 インテリアは見なれたBMWのインテリアですが、7シリーズに近く高級感があります。 エンジンをかけても車体のユレは少なく遮音、遮振動はかなりのもの。旧5シリーズも優秀でしたがほぼ同じと感じました。 カーナビは画面が大きくタッチパネル化されており、現行3シリーズと同じく新型ナビはスムーズな動きです。オプションで7シリーズと同じジェスチャーコントロールが付きますが試乗車には装備なしでした。 標準で360度カメラが装備されており、ボタンで前後左右が見えるようになっています。俯瞰画像にすると幅寄せに便利なぐらい縁石までの距離がはっきりとわかります。 走行中でも前後の画像を映せるためこれは面白いですね。ただし、道路に頭だけ出して左右を見るような機能(VOLVOにはある)はついていないようでした。 5シリーズのダコタレザーは自分の3シリーズよりも柔らかく乗り心地がとてもよいです。シートベルトは走り出すとオートテンショナーが機能してキュッと締め上げます。 ハンドル周りのシルバーメッキやパーツも高級感がありスイッチの感触も高級車らしく明らかに3シリーズとは作りが違うことが見て取れます。 一通り触ったあと、試乗コースに出るためにウィンカーを出すと、ウィンカーレバーが戻りません。普通の車のようにレバーが倒れたままになります。これにはちょっと驚きました。 走行中のエンジン音はほぼなくディーゼルであることはまずわかりません。このあたりはEクラスもそうでしょう。 試乗コースで、メルセデスではすでに装備されているレーンキープアシスト機能を試しました。 カメラで白線を認識し逸脱しそうになると片側ブレーキによってハンドル位置を反対にし車線内に車を戻してくれます。 メルセデスと同じく動作中はハンドルから手を離してはいけません。非常に優秀でぜひとも欲しいと思わせてくれます。 信号待ちでアイドルストップの確認をします。3シリーズのようにガクンと止まることはなくジェントルにスッとエンジンが停止します。とてもいい感じです。ただし、起動時は振動は少ないもののはっきりとディーゼルと分かる音が聞こえています。このあたりはEクラスのほうが遮音に徹底しているかもしれません。 スポーツモードにして踏んでみましたが、3シリーズのような低速トルクを生かした強い加速はありません。それなりに早いのですがおおっというほどのものでもなく、Eクラス並みでしょう。 ボディですがボンネット形状なのかフロント左右の見切りは思いのほかよく安心感があります。ウィンドウは寝ているのでバックミラーが視界に入るのは前シリーズと同じですね。左折時の見切りも問題ありませんでした。 19インチタイヤはランフラットですが、さすがBMWはランフラット標準なだけあって使いこなしている印象です。ゴツゴツ感はほぼなく、よい印象。Eクラスはもっと静粛性がありますが違いは判りません。 先日の7シリーズもそうですが、乗ってみて怖くなく普通に乗れるのはよいクルマの証拠だと思います。 Mスポで皮シートでは総額800万超えは確実でかなり高い部類ですが、次の候補として取っておきましょう。
スポンサーサイト
| 車 試乗
| 02:30
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2017.03.30 Thu
ここのところ、ずっと車関連の記事ばかりでしたが、2年ぶりに自転車記事が書けます。 2015年以来休んでいたブルベに参戦しました。 年初からの申し込みは出遅れてエントリーできず、やっととれたのは青葉の200km。 確か初めてのブルベがこれだったと思います。知ってる道だしとナメてかかったのだが、久しぶりのブルベはカラダにこたえました。 【スタート~PC1】 青葉といえば、市ヶ尾近辺でしたよね。あそこは車も止めずらいため、ずっと参加せずに来ました。 比較的近所の大丸公園からと聞き、エントリー。 とはいっても、自宅からは40分はかかります。尾根環をいかねばならなのでそれなりに足は使って到着。 既にブリーフィングはスタートしていましたが、結構な人数がおりました。 200kmだと初めてという方も結構いますね。 いつも通り早めに車検を受けてなるべく前のほうでスタートします。遅いからね。 スタートは7:00だけど、10分フライングの6:50にスタート。 そういえば、今回は200kmで天気もよかったため、サドルバックはなし、カッパなし、輪行袋なしというかなり軽装備です。 ウェアはOUTWET半そで、Assos Intermediate、DeMarchi短パン、dhbタイツ、指切りグローブの上に軍手グローブという装備 買ったばかりのTopeakのサドルバックは次回おあずけですが、ツール缶をジップタイプのものに変更しました。 あとはドリンクボトルも新品です。 いきなり連光寺の坂で抜かれつつも集団で走ったおかげで、宮ケ瀬近辺までAVG25km/hという自分としてはハイペース。 9:15、45km地点のPC1に到着。 【PC1~PC2】 ここから久しぶりの道志みちです。もう全く足が回らない。日頃の練習もほぼなく、ほぼぶっつけ本番で挑んだ200kmは自分にはハードルが高かった。 なんとか道の駅道志まではいったものの、そこから山伏峠まではなんどか止まって道を確認し休憩しながら登り切りました。 道の駅で冷たいざるそばを食べながら、ふと自転車にロックをしないで来たことを思い出します。 戻るより食べたい欲が勝って、急いで食べ終え自転車に戻ります。まあ目立つところにおいていたので取られはしなかったが危なかったな。 山伏峠の状態でPC2のタイムアウトが濃厚になってきました。山中湖まで行き、そこからしばらく走って山中湖を離脱するポイントまで来た段階で、PC2まであと15km。しかし30分しかない。 あきらめました。えぇ。 喫茶店に入り、カレーとアイスコーヒーを頼んでDNF連絡をしたところ、最後のゴールにまに合うように頑張れ!とのお言葉。 PC2からは下りメインなので1時間短縮できるから間に合うかもとのことでした。 カレーを急いで食べましたが、おなか一杯で半分しか食べられず、急いでリスタートします。 ひたすら走っていると、戻りの走者とどんどんすれ違います。 最後のトンネルは右側のみ歩道があるのでそこを走らないと危ないです。 14:43、105km地点に40分遅れて到着。チロルチョコを買って急いでリスタートです。 【PC2~PC3】 来た道を戻るようにトンネルをくぐります。山中湖までの道が結構な登りで足をついてしまいますが、休むよりは遅くても歩いたほうがよいのでひたすら歩きます。 やっと山中湖に出たら湖岸をひた走り山伏峠へ。ここで16:30です。 ウィンブレを着て軍手グローブを装備し、ひたすら下ります。 17:50、168kmのサークルKサンクスに到着。ここのタイムアウトは18:04なので15分ほど早くに到着できました。 ここでもチロルを買ってすぐにリスタートです。 【PC3~GOAL】 20:30がゴールなので、あと35kmを2時間半で走る必要があります。AVG15km/h以下なのでもう安心だと思っていました。しかし、そう厳しい坂はないはずなのに思うようにスピードはあがりません。信号待ちが多いせいだと思います。 走行中はすき屋で牛丼食べる時間ないかなぁなんて考えながら走っていましたが、ゴールが近づくにつれて結構厳しいことがわかり始めます。 尾根環状に入ると登りがあるので感覚的にマズいと思うようになり踏みながらゴールを目指します。 最後の下りに入ったところでバーミヤンが見え、帰りにここでご飯食べようと思いながら大丸公園に到着。 20:20、到着! 10分前の滑り込みセーフです。こんなのは初めてです。途中で牛丼食べてたらアウトでした。 甘いことは考えないほうがいいですね。 【その後】 今回、受付で1000円払うとその場でメダルがもらえることを知りました。今までの郵送よりだいぶラクになったそうです。 デザインもカッコよくなったし、これでSRを取りたいところですが今年はかなり厳しいなあ。 右ひざが以前になかった痛みを出してきていてゴール前数キロは結構な痛み。 200kmでこれでは長距離は無理です。ポジションは変化ないので体力的なものなのか。 2週間は休養です。次回は300km。走れるだろうか。
| ロード ブルベ
| 00:06
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2017.03.05 Sun
しばらく前の話しになりますが、ウチの320dを1年点検に出した際に、何の気なしに試乗を申し出てみたところ、BMW 7シリーズに乗ってみませんか?とのお誘いが。 絶対に買えないけれど、BMWのフラッグシップに乗ってみたいとの希望を受け入れてもらえて営業さんとともに試乗しました。本当は新型5シリーズがよかったければ、まだ正式リリース前で展示車のみがありました。 BMW 530i M sports (2Lターボ、789万円)。 シートの感じは5シリーズらしく3シリーズより柔らかく座り心地がよい。なんで、同じダコタレザーなのに3シリーズは固いのか。 ナビディスプレイも大型化し見やすくなっていますが、全体的な室内の雰囲気は旧5シリーズと大きく変わらない印象でBMW全体のインテリア統一ポリシーに沿っています。 どうも最近、BMWといいメルセデスといい内装が同じイメージを受けます。3シリーズから5シリーズに乗っても高級感は感じるものの新しいクルマに乗ったワクワクみたいなものが感じません。 5シリーズの試乗はまたの機会にするとして、試乗者の7シリーズに乗ってみます。 BMW 750Li (1169万円) 乗って気づいたけど、今までの試乗車の中で2番目に高いですな。1番はお台場のi8です。 初めてのV8気筒エンジンでしたが、ラグジュアリーセダンなので始動もスムーズ、思ったよりクリープもあり発進はとても楽です。操作系もBMW共通なので特に迷うこともなく、大きな車体も5シリーズくらいの気持ちでディーラーを出ます。 16号に入るための段差を降りると、ゴトンと高級車らしい重量感のある手ごたえがあります。 見切りは思いのほかよく、視界もよくて運転していてよい意味で「普通に」乗れてしまいます。3シリーズオーナーでも! 走っているとやはり高級車の乗り味。ふわっとした感覚が若干あり、ハンドルは軽く、新型Eクラスに乗った時のようなあの感覚に違いものがありました。(あ~、俺は買わねえなぁという・・・) 経験不足なためか、どのあたりが8気筒なのかイマイチわからないが、営業さんとの楽しいおしゃべりであっという間の15分でした。 特にこれといいてスゲーっ!とかないんです。営業さんにも言いましたが、本当に乗りやすい車って緊張せず、気楽に乗れるので大きなリアクション(驚き・恐怖・喜び)みたいなのはないんですよ、と。 際立った特徴があるのはよくもありますが、のちのち欠点に昇華してしまう可能性もあるんですね。 そういう意味ではSクラスも新型EクラスもこのBMW7シリーズも、もしかするとBMW5シリーズも自分の中では似たような価値(イメージ)なのかもしれませんね。 でもいい経験でした。やっぱりミニに乗ってみたーーい!
| 車 試乗
| 21:03
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.09.24 Sat
自分の320dは2015モデル。直後にマイチェンがあってエンジンが変わっているがどう変わったのかを確かめるために お台場のBMW旗艦店へ。 国内最大だけあって巨大なスペースである。雨でもあり試乗なんて予約なしでできると思ったらなんと予約でほぼ埋まっているとのこと。 営業がゴリゴリついてこないのでメルコネみたいにかなり気軽に試乗ができます。 6シリーズグランクーペとか750とかも問題ないし、ノブコブのi8だって可能。ショールームでi8に乗って「ほえー2200まんえん」などと言っておりました。 さて、320dMスポに試乗します。 勝手知ったる車なのでいつものようにエンジンをかけて試乗コースへ。お台場は道が広いのでスピードを出しやすく試乗コースとしてはよい環境です。 2015年320dと2016年320dの違いは結構ありました。 ○2016Mスポはサス設定がかなり柔らかくなっています。2016ラグジュアリと同じくらいの感覚でこれにはビックリしました。もっと突き上げ感があるのはMスポだと思っていましたから。 ○ハンドルが軽くなっています。私のキライなやつ。Mスポのくせにハンドルくるくるってどういうことだ?速度を上げても心なしか軽かったような気がします。 ○試乗車のMスポはレザーオプションがついていました。ウチのダコタレザーは結構固いのですが、これは柔らかいです。座り心地がとてもいい。ウチのシートと変えて欲しいわ。 ○かねてから320dのアイドルストップはしつけが悪く、速度がゼロになると同時にエンストするように止まるからガックンがしょっちゅうあって不愉快です。523dやメルセデスは停止後一息ついて停止するのでとってもジェントルです。 2016年モデルはどうか? 大して変わっていませんでした。気持マシになった程度。 車よりも担当の方とのおしゃべりが楽しくて時間を忘れて試乗していました。また、行きたいですね。 BMWは正直いって乗ってみたい車があまりありません。7シリーズとかi8とかはある種のネタですからね。 アウディA4もメルセデスCLAやSクラスも乗ってみたい。 BMWであえていうなら330eとかのハイブリッド系かな。
| 車 試乗
| 01:14
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.09.24 Sat
久しぶりに車の試乗をしました。 場所は六本木メルコネ。対象は新しくなったW213 Eクラスです。一言でいうと乗り心地をかなりSクラスに近づけてきました。 初めて見るEクラスは、思ったよりも小さく見え心なしかW212のほうが威厳があったような気がしました。 受付で試乗を申し込みしばし待つ。以前は手書きでアンケートを書いていたが、いつの間にかIPadで入力するようになっていました。 試乗車はE200アヴァンギャルドのSportsモデル。レザーエクスクルーシブ装備でいわゆるフルオプ状態。 2Lガソリンエンジンは新型となり、リーンバーンも継承されています。外で聞いていると先代E250ほどではないものの、カラカラ音が聞こえます。 ドアを開けると、アルミになったせいなのかCクラス以上W212以下の軽さで開きます。乗り込んでみて思うのは、レザーがナッパレザーのため非常に柔らかくいわゆるふんわり系の座り心地です。現実的に買えるオプションではないので普通のレザーARTICOの硬さを知りたかったのですがここは割り引いて評価する必要ありと判断しました。 エロい室内灯がもやんと光って、パフュームアトマイザーの香りがなんとも好みに合いませんでした。なんの香りか聞いておけばよかった。 シートポジションは問題なく、頭上のクリアランスも問題なし。バックミラーの位置も上のほうに配置されており、BMW 5シリーズよりもずっと見渡しが効く。やっぱりEクラスはこれがいい。 前方に広がるメーターとナビは一枚ガラスになっており、非常にクリア。ナビは大画面ですが、高精細とは言い難い。ナビの仕様と思われますが、やたらに空白の多い地図がデカイディスプレイに間抜けに映っているだけに思えます。気になるのは拡大縮小のレスポンス。今時にしてはちょっと遅いと感じるかもしれません。 シートはスポーツシートになっておりますが、横腹をささえるサポートが張り出していてデブは厳しいだろうなと思います。どうも、レザーエクスクルーシブではないシートも基本形状は同じだそうで、理由は衝突時にシート横からエアバッグが出るためだそうです。ただ、W212のときほどの張り出しではないようで、ハンドルを切る際にヒジがあたることはありませんでした。 コラムのレバーをドライブにいれると、勝手にパーキングが解除され(というよりどこにPがあるかわからなかった)発進します。 ガソリンなので室内はほとんど音は聞こえません。素晴らしいのですが、ハンドルが軽すぎる!! これは私がキライな要素です。まるで、Cクラス。もっと、重くしてもよかったのに。 EクラスはSportsモデルが19インチランフラットタイヤ、そうでないのは17インチノーマルタイヤです。試乗車はランフラットでバネサスでしたが、この乗り心地はW212時代にはなかったしっとり感があります。正直驚いた。 W212で感じていたロードノイズやゴトゴトを感じつつも重量感のあるフィーリングというものではなく、ロードインフォメーションを少なくして乗り心地もフワフワ系に振っています。 明らかに今までのEクラス以下にあったフィーリングとは異なりサルーン系の乗り味に変えてきています。 うーーーーん、ちょっとつまんなーーい。 この感覚どこかで、と思ったらレクサスGSとかRXのような感じ。もっとこう、ラグジュアリーセダンだけど走りを意識した硬派な部分を期待していたので思い切り裏切られた感じです。Sportsでないバージョンでも足回りに違いはなさそうなのでタイヤだけだとしたら本当に眠れる車になりそうです。 ほかの部分はどうだったか。2LのエンジンはE250時代とそう変わらず町中で十分なトルクをもっています。まあE220dが出る10月になれば町中トルクはディーゼルの勝ちに決まってますが。 9Gトロニックは変速ショックもなく、極めてスムーズに仕事をしてくれます。道が混んでいたのでACCはテストできませんでしたが、気のせいかブルメスターで聞くFMヨコハマは音質がよかったように感じます。 W212に比べるとボンネット形状がやや丸くなっているため左右の見切りがちょっと悪いですね。ここはBMW 5、AudiA6と並んでしまった感があります。そうは言っても1850mmの全幅はBMW320dと比べてもそんなに変わりません。 きっと高速道路とか楽なんだろうなぁ。とは思いますが、なんだかこの新型Eクラス。 欲しくありませんでした。 悪いクルマであるはずがなく、歴代で最高の乗り心地と先進機能であることはいうまでもありません。Sクラスに近いといっても大げさではないと思います。E400のマルチチャンバーエアサスなんてどんな乗り心地なんだか。 自分が求める方向性とは違っていました。夢がさめたような感じです。 ハンドルに伝わるインフォメーションの乏しさと、それを証明するかのような静粛性とふわっとしたラグジュアリーな乗り味はもはやドライバーズカーではないような気がします。 もし買うなら、機能面の低下がないのであればSportsパッケージはなくてもよい気がしますね。 いつか、非Sportsに乗ってみたいものです。
| 車 試乗
| 00:25
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.02.27 Sat
先日エラーメッセージが出た320dですが、一応解決しました。 ENETケーブルで接続できず、どうにもならないのでディーラーで見てもらったところ、プログラムのアップデートではなくいくつかの設定を元に戻したようです。 かえってきた車を見ると、ナビロックやリーガルディスクレーマはそのままになっていましたが、デイライトと複数の設定がリセットされています。全リセットではないので、I-stepもバージョンアップされていないのである意味親切だったのかな? いずれにしても、ディーラーのお世話にになるのはよくないので今後は慎重に作業しよう。 ○ENETケーブル 通信エラーが発生した原因が車両だと思っていたが、なんとケーブル自体であることが判明しました。 510Ω抵抗がODB2コネクタケース内でネジ穴と干渉しており、ケーブル抜き差しの圧力でハンダつけ部分が折れてしまっていた。 なんということだ。慣れていないのもあるが、懸念していた点なのに。 ケーブルを疑って分解はしたのだが、ハンダの断線は目視ではわからなかった。テスターを使えればよかったのだが・・ 結局、すべての配線を外して再度ハンダ付けを実施。抵抗は接触しないような角度で付け直した。 ○バックアップ 車両接続後、問題なくコネクトできたら「FA」「SVT」をそれぞれセーブする。 また、コーディング対象となる FEM_BODY / HU_NBT / KOMBI を読み込んだら c:\Data\CAF\の下にできた*.ncdをバックアップしておいた。 このとき気づいたのが、最後に修正していたFEM_BODYを示すファイル名が 以下のように変わっていた。 旧:CAFD_00000794_015_041_202.ncd 新:CAFD_00000794_015_041_203.ncd 上記2ファイルを「NcdCafdTool_V0.3.6」を使ってDiffをとると一発でコンフィグ差異が出るので非常に便利 結局想定していた場所以外の違いは見当たらなかった。 ○再コーディング 設定はFEM_BODYに集中していたので、一度にすべて変更して1回で書き込みを行い、無事成功した。 成功後、センサーエラーのメッセージが出たがいつもの通り。その後、ケーブルは認識するものの、接続しようとするとECUからのレスポンスがないメッセージが出て焦った。 しばらくするとconnection establishedが出て一安心だが、その間にiDriveが勝手にリセットされるなどちょっと不穏な動きが見られたのが心配ではある。 コーディング後、すべての機能が正常に動作し、エラーメッセージも出ず問題なく過ごせている。 実行したコーディングは以下の通り No 設定内容 Unit param 標準値 設定値 1 リーガルディスクレーマ HU_NBT LEGAL_DISCLAIMER_TIME ld_mit_timeout klein_ld 2 ナビロック解除(MIN) HU_NBT SPEEDLOCK_X_KMH_MIN 08 FF 3 ナビロック解除(MAX) HU_NBT SPEEDLOCK_X_KMH_MAX 0A FF 4 デイライトメニュー表示 HU_NBT Daydriving_light Perm_off standard 5 デイライト機能有効化 FEM_BODY TFL_MODUS Off tfl_s 6 デイライト時リング照度 左 FEM_BODY MAPPING_TAGFAHRL_V_L_PWM_LEVEL_1 64 32 7 デイライト時リング照度 右 FEM_BODY MAPPING_TAGFAHRL_V_R_PWM_LEVEL_1 64 32 10 ドアロック時即時ドアミラー閉 FEM_BODY KOMFORT_SCHLIESSEN 0F 00 11 ターンシグナル回数変更 FEM_BODY BLINKZYKLEN_ANZAHL_TIPP 02 04 15 GPS連動時刻補正 KOMBI GPS_UHR night_aktiv aktiv 16 アンビエントとインパネライトの分離 FEM_BODY Ambiente_Nachfuehrung aktiv nicht_aktiv 17 ドアオープンでiDrive電源OFF FEM_BODY TCM_LOGIC_R_OFF_DOOR nicht_aktiv aktiv 18 トランクリッド開閉開始時間 FEM_BODY CLM_TIMEOUT_HK_SMO wert_04 wert_01
| 車 パーツ
| 22:39
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.02.07 Sun
年始以来、しばらくやっていなかったコーディング項目を調査したのでやってみました。 ところが、コーディング後、再接続できず設定をいじれなくなってしまいました。設定した項目 今回複数の設定を行い、結果としてはすべてうまくいった。 ○トランクリッドオープン時間変更 まず、コンフォートアクセスのトランクオープンにかかる時間に関して以前の設定は誤っていたのでこれを修正する。 誤: FEM_BODY→RC_TIME_DELAY_BOOTLID を00から05に戻す 正: FEM_BODY→CLM_TIMEOUT_HK_SMO werte_04 -> werte_01 最初はwerte_00にして更新しようとしたのですが、最後にwerte_01にしました。 ○アンビエントライトとインパネライトの分離 FEM_BODY->Ambiente_Nachfuehrung aktiv->nicht_aktiv ○ドアオープンでiDrive電源をOFFにする FEM_BODY->TCM_LOGIC_R_OFF_DOOR nicht_aktiv->aktivNo ZGW available まず、全項目を一度に設定して書き込み(code FDL)をしようとしたら、エラーが発生してしまった。 いったん、エンジン再始動しE-sysを再接続するとコネクト成功したため、改めて設定を見ると書き込みは行われていないように見え、設定は元に戻っていた。気を取り直して一項目設定し、正常に反映されるのを確認してから3項目を一気に設定し反映した。 その後、挙動を確認しすべてうまくいっていたことを確認したのち、エンジン停止した。 問題はここから。洗車のためにエンジンを始動し停止したときに、「カメラによるドライバアシスタントシステムに異常が発生しました」のエラーが発生。iDriveから詳細を読むと、自動ハイビームができないので手動でとあり、どうやらアダプティブLEDヘッドライトに関するエラーコードのよう。アダプティブLEDは搭載していないので、カメラアシストが関係するのはレーンディパーチャウォーニングくらいだが正常に機能しているので、やはり故障ではないだろう。 いったん設定を元に戻すため、ケーブルをつないでE-sysをconnectしようとすると「connection via VIN」がNo ZGW availableになっていてコネクトできない。それ以来、エンジン再起動もPC再起動も何をしてもつなげないようになってしまった。 インターネットで調べてみると以下のような記事がbimmerpostにあった。 http://f30.bimmerpost.com/forums/showthread.php?t=1023053&highlight=No+ZGW+available 車をロックして、2-3時間放置すると再接続できるようになるというもの。1時間程度でよいとの書き込みもあったがそれではダメだったので、後程確認してみることにしようと思う。 それにしても、なぜ最初に更新エラーが出たのだろう。ログを見ているのだが何が原因がわからない。トランクリッドの設定値をwerte_00にして一度に更新しようとしたのが原因か、ノートPCのバッテリーが20%くらいだったからなのか・・・ 次回はちゃんとバックアップを取ることにしよう。さあ、ちゃんと治るのだろうか。ドキドキ
| 車 パーツ
| 22:37
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.01.06 Wed
以前から調べていたコーディングというのをやってみました。 ディーラーでは変更があるともとに戻さないと点検に差し支えるということなのでそん時はもとに戻しましょう まさか、買って1か月もたたないうちにやってしまうとは 必要なものは以下の通り E-Netケーブル ノートPC E-sys_3.27.1 PsdZdata_v57.2 2015年式LCI前モデルのBMW(F30)のiDriveのファームバージョン(I-Stepという)は以下の通り。調べたところ一応2015年モデルにも対応とのことだが、LCI後だと分かりません。 I-Step : F020_015_011_504 ■E-Netケーブル自作 車両のODB2コネクタとPCをLANケーブルで接続するためのコネクタケーブル。自作のためのサイトは多数あり。 マルツオンラインで以下のパーツを購入した。 ODB2カバー付きコネクタ x1 \900 カテ5eLANケーブル2m x1 \300 1/4Wオーディオ用カーボン抵抗510Ω緑茶茶金 \24 しめて1224円。久しぶりなのでハンダごて入門版も購入。 抵抗は安いので予備含め2,3本購入し、以下の配線で結線する。 RJ45 ODB2 1 - 3 2 - 11 3 - 12 6 - 13 4-5ショート(抵抗のハリガネを切ったもので) 8-16抵抗接続 ■E-sysインストール ダウンロードリンクはなかなか見つけにくい。ググってロシアのサイトを紹介しているHPがあったのでそこからダウンロード E-sys_3.27.1.rar v57.2_PSdZData_Lite.rar 〇E-sys_3.27.1.rarを解凍すると以下のファイルができるのでそれも解凍する E-Sys_Setup-3.27.1_RC_b44813.exe ESys.Launcher.Premium.rar NcdCafdTool_V0.3.6.rar Patch.Token.Generator.rar 〇インストール いたって簡単。順番に実行し、READMEを読みながら実施する ・E-Sys_Setup-3.27.1_RC_b44813.exe ・ Patch.Token.Generatorの下のREADMEに従って、Patchフォルダ内のファイルをコピーする。TokenGeneratorは実行する必要なし。 ・ESys.LAuncher.Premiunの下のESysLauncherPremiumSetup_2.4.3_Build_85.msiを実行 次にDBとなるPsDZDataを解凍する v.57.2_PSdZData_Lite.rarをしたフォルダ群を「C:\data\psdzdata」に移動する。 c:\data\psdzdata\kiswbの下のフォルダのうち以下を除いて全て削除する。これはハング防止のためらしい。 F001 F010 F020 F025 〇コーディング開始 ■E-Netケーブルを車両に接続 ■E-sysランチャーを起動 初回はTokenを作成しようとするので、適当にパスを入れて作成する。 ■コネクト エンジンを始動していないとコネクトできないので始動しコネクトする。Connection Establid ■モジュールの読み出しから書き込み 基本的にHU_NBTなどのモジュール単位で 車両からの読み出し→書き換え→ローカルセーブ→車両への書き込みを行う。複数のモジュールを一度に書き込めるかもしれないが、全体書き込みなんて危険なのでやらないほうがよいと思う。 確か、FEM_BODYを書き込んだときに「センサーエラー」が表示された。いまのところ、オートクルーズや衝突警告はちゃんとできているので大丈夫だと思うが、このエラー履歴が残ったはずで後々ディーラーでチェックされたときが心配かなと。 ■書き換え 今回行ったコーディングは以下の通り。 ○リーガルディスクレーマ解除 始動時にナビに表示される警告を解除。 Unit param 変更 Default --------------------------------------------------------------- HU_NBT LEGAL_DISCLAIMER_TIME klein_ld ld_mit_timeout ○ナビロック解除 走行中のナビ操作を可能にする。操作不可能になる速度をMin/MAXともにFF(255km/h)にする HU_NBT SPEEDLOCK_X_KMH_MIN FF 08 HU_NBT SPEEDLOCK_X_KMH_MAX FF 0A ○デイライト デイライト設定有効化。Daydriving_lightはナビの設定→ライトメニューにデイライト項目を追加する。メニューがあるなら最初から有効にしておけばいいのに。これをやると、ライトスイッチを0にしても「スモールライト点灯」と表示された。 HU_NBT Daydriving_light standard Perm_off FEM_BODY TFL_MODUS tfl_s Off みんからなどのサイトを見るとイカリングの照度を変更・フォグとの連動やウィンカーとフォグの連動などもありますがあまり興味がなく。イカリングの照度変更のパラメータは必要に応じて検討する。 ○ドアロック時のドアミラークローズ ドアをロックした時にミラーもたたむ。ドアハンドルをタッチするときは気持ちゆっくりと抑えれば反応するが一瞬さわっただけだとドアロックのみになってしまう。 FEM_BODY KOMFORT_SCHLIESSEN 00 0F ○3ターンシグナルの回数変更 ウィンカーを軽く押すと3回のシグナルが出るが、これを5回に変更。どうやら00が0回ぽい。 FEM_BODY BLINKZYKLEN_ANZAHL_TIPP 04 02 ○ドアオープン時のオートウィンドウ閉有効化 ウィンドウクローズボタンを押すとワンタッチで窓が閉まるが、閉まりきる前にドアを開けると止まってしまう。なんらかの安全機能と思われるが、じゃまになる可能性があるためOFFにする。 FEM_BODY FH_TUERAUF_STOP_MAUT nicht_aktiv aktiv ○トランクリッドオープン開始時間 Luxuaryに標準装備の機能としてトランク下に足を入れることでトランクをオープンできるのだが、反応が遅くイライラするので待ち時間を0にする。これをやってもオープンには1,2秒くらいかかる。 FEM_BODY RC_TIME_DELAY_BOOTLID 00 05 ○GPS連動時刻補正 時刻をGPSと連動して補正する。これも標準で有効化すればいいのに。この設定をいれると、日時はそのままだが時刻が00:00になってしまいます。あまりに実時間とかけはなれていたせいか、しばらくまっても自動修正されなかったので、iDriveのメニューから時刻設定で変更しました。 KOMBI GPS_UHR aktiv night_aktiv ■できなかったもの 今回のE-sysとpsdzdataの組み合わせでうまくできなかったもの ○後退時ミラー角度変更 バック時に左ミラーが下向きになる角度を変更するものだが、この項目自体がなくなっていた。 単純にOn/Offするパラメータと思われるものしかなかったようです。 FEM_BODY ASP_BORDSTEINAUTOMATIK_DELTA 2D 3B ○そのほか変更方法がわからないもの ・オートライトの消灯時間変更。トンネルでオートライトがつくが、トンネルを出てから(日光があたってから)2分たたないと消灯しない。せいぜい数秒で消えてほしい ・アイドルストップするまでの時間を長くしたい。停止と同意にエンジンが止まるとガクッとするため結構不快です。メルセデスのように停止後一呼吸おいて止まってくれればいいのに。
| 車 試乗
| 02:00
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2016.01.04 Mon
12/20、待望のBMW 320dラグジュアリーが納車されました。 モデルイヤーは2015ですが、LCI前のモデルです。 年末年始まで含めて約1300kmを走ったので完走をメモします。 【走り】 ハリのある皮シートの影響もあって、試乗当初は硬めなのかと思っていた乗り心地ですが全く硬くはなく心地よい硬さです。高速道路ではややふわっとした感触ですが怖くなるほどはありません。 FRなため高速での直進安定性が心配でしたが、まったく問題なくビタッとはりついて走ります。100kmで1500rpm、130kmでも2000rpmです。 ハンドルは車速感応で重くなるため、高速領域でも問題ありません。重量配分50:50の恩恵なのか、エンジンが軽いことが起因しているのか、確かに回頭性は非常によいです。 ディーゼルの良さは低速域のトルクによる加速感だと思っています。この点は想像通り、メルセデスやマツダよりも強力な加速力があり十分に満足いくものです。 高速道路がやや心配でしたが、100km/hおよび120km/hからの追い越し加速も十分な加速力が得られました。予想外によかったので十分に満足しています。 【騒音】 ランフラットについては、メルセデスよりもやや静かでアタリも柔らかい印象。225/50/17インチのタイヤの影響は大きいかもしれません。 エンジン音は停止状態では他車より騒々しいです。車内でも若干聞こえますがあまり気になるレベルではなく速度が少し上がればロードノイズなどで目立たなくなります。 【オートクルーズ】 全車速対応のオートクルーズがこんなに便利なものだとは思わなかった。年始の東名高速の渋滞を経験していきなり真価を発揮してくれました。 オートで120km/hにして、ECO PROモードにすると加速が緩やかになり非常に乗りやすくなります。ECO PROは標準設定ではエアコンがOFFになるため、iDriveの設定でエアコンをONにして使いました。 やはり、渋滞してからが本領発揮でした。40km/h以下になってもトロトロとついていき停止までしてくれます。BMWの停止はメルセデスよりも早めにブレーキングしてくれるため怖さは少ないです。 渋滞状態で使用すること自体よくないのだと思いますが、なによりも疲れてよそ見していても追突することがありません。眠くてウトッとしても大丈夫な点については非常にありがたいと思いました。 この機能のためだけにクルマを買い替えるのはアリだなと思うと同時にアテンザやクラウンが全車速対応でなかったことは残念でしたね。 【アイドリングストップ】 ここだけは他車に比べて間違いなく悪いところです。停止と同時にエンジンが止まるためガックンという不快な振動があります。ゆっくりと停止すればよいですがかなり気を使うため気になります。LCI後はちょっとマシになったと聞いていますがどうなんでしょうか。 車速が0km/hになってから1秒たってから止まってくれればよいのですがコーディングでなんとかできないものかと思いますね。 【燃費】 高速200km、街乗り300kmで15km/L、高速600km、一般道100kmで18km/Lであった。高速は120km/h巡航ですが、オートクルーズ+ECP PRO併用しています。 【その他】 〇ドリンクホルダー わかっていたがLCI前のモデルはドリンクホルダーが取り外し式なため不便 〇シガーライター ノンスモーカーパッケージは後付できないとのこと。シガーライターをUSB充電にしようかと思ったがここのシガーライターは非常に短く市販品では長すぎて灰皿のフタがしまらない。2回買って両方とも失敗。BMW純正のものであればOKかも? 〇エアコン 温度調整がまだわからない。温度調整しても上部のダイヤルで温風設定にすると顔だけ暑い。また、オートでは風向きが上中下になってしまい足元が暑い。 〇カーナビ 多分、アルパイン製なので精細さとレスポンスは問題なし。ナビのルート探索からコースを外れると元の道に戻そうとする傾向が非常に強くもうちょっと賢くならないものかと思います。 とは、高速道路走行中にはサブウィンドウにインターやPAまでも距離や情報を出してくれるといいのですが(カロのラクナビはできる)そういったものがありません。
| 車 試乗
| 23:40
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
≫ EDIT
2015.12.15 Tue
次期車種はBMW 320d Luxuaryに決定です。 お金のこと、車のこといろいろ勘案した結果今回はBMWとなりました。自分でも意外。 【最後の検討】 最後に改めて試乗を行い、最適車種を絞ることになりました。 候補は以下の通りです。 メルセデス E220d メルセデス C220d メルセデス C200 VOLVO S60 D SE マツダアテンザXD-Lパッケージ BMW 320d Luxuary 【メルセデス E220d】 E220dとC220dを高速試乗しました。メルコネでの経験があったため、非常に有益でよい体験になりました。 重厚感とまっすぐ走る気持ちよさ、振動の少なさ、乗車時のゆったり感などはさすがにEクラスでした。 ただ、保土ヶ谷パイパスの道の荒い場所を60km/h以上で走った時のロードノイズはCクラスよりも大きい。Cクラスに比べればやや古さも感じるインテリアはやむをえません。 【メルセデス C220d】 C220dはE220dよりも軽快でやはり軽い印象です。ハンドルもEよりもやや柔らかい印象。メルコネで確認した通り、Cクラスのほうがロードノイズと遮音性が高いことが確認できます。アイドルストップからの復帰も非常に静かでここはEクラスよりも洗練されています。ただ、高速時のどっしり感の少なさがふらつきにも感じられる時がありましたが、内装の先進性や装備の新しさそして今後のことを考えるとC220dがベストチョイスなのではないかと思いました。 ただし、AMGラインだけは問題です。カッコを優先すれば間違いなくAMGラインですがエアサスがあるため5年以上所有を前提とすればAMGラインはつけられません。 他にガソリン仕様のC220も検討しました。ディーゼルよりも20万ほど安くなりますが、ハイオク仕様のため今回は断念。 【VOLVO S60 D4 SE】 輸入される車体には標準仕様のほかに本革シートとリモートキーオプションがついてくるので実質35万ほど高くなります。また、延長保証やメンテナンスパッケージも安くトータル15万ほどで加入できます。 乗り心地はドイツ車よりもソフトな感じでありややふわっとした印象。これはマツダアテンザにも通じます。 ディーゼル音は通常時は問題ない音量ですが、加速時はそれなりに音がします。ただし、気にするほどのものではありません。 予算を500万とすると、V60ではなくS60になりますが、セダンのスタイルは今一つエレガントに思えません。 後席の余裕もあり、十分な感触です。V40も乗ってみましたが、後部座席の頭上に圧迫感があり今一つな感じでした。 【マツダアテンザXD-Lパッケージ】 マイチェン後のアテンザは非常に評判がよく、最後までBMWと迷いました。価格が違うにも関わらず装備やエレガントさを加味したときのコスパは最強です。ボディサイズが大きく全福も1860mmとEクラスよりも大きく、全長はBMW5シリーズやクラウンに匹敵します。そのサイズを補うためにフロントセンサーなどのオプションもてんこ盛りにしますが、女性からすればやや怖いのかもしれません。 実際、回転半径が5.6mと最も長く駐車時のことを考えるとちょっと心配ではありました。 遮音性については各機種の中では最も低いと感じますがこれは車重を含め、外車ほどの遮音対策が行っていないのではと思います。実際、エンジン自体は全車種の中で最も静かになっています。よく言われる圧縮比が低いエンジンの特性なのかもしれません。そのおかげで車体の遮音対策を減らした影響でしょうか。 内装は十分にグレードアップしており、皮シートもゴージャスです。パンチングされたシートは飲み物をこぼした時の掃除がやや心配ではありますが、夏場はフルレザーに比べても涼しいほうでしょう。 アテンザは2WDと4WDがありますが、4WDは価格が20万ほど上がるほか、燃焼タンクが15Lほど少なくなります。また、アテンザの4WDは必要時のみトルクが配分される方式で有効な機能ですが燃費は2km/lほど低下します。 アテンザは回すタイプのディーゼルと言われておりBMWよりも燃費は下がる可能性があります。 アテンザの乗り心地は硬いタイヤをサスペンションのセッティングを柔らかくすることでごまかしている印象を受けます。 Lパッケージだと225/45/19インチのタイヤになるため本来硬いのですがうまくセッティングがあっておらず、上下に跳ねるような動きをします。 また、個人的に致命的となったのは、ACCの挙動です。自動追尾中に40km/hを下回るとACCが自動的に解除されます。ほっておいても自動ブレーキで止まってはくれるのでしょうが、クラウン同様中途半端な制御をする日本独特の自己保身的意識がきらいです。 ボルボもメルセデスも完全ではありませんが、提供された機能をどう制御して使うのかはユーザに任せるといった欧州の考えに賛同できるからです。アテンザも欧州展開モデルであるならスバル同様に潔くしてほしいと思いました。まああと5年で自動運転社会になるのですから、日本車も全てできるようになるのでしょう。 クラウンターボも非常によくなっており、乗り心地やフィールは合格点です。あとは、高級車らしく安全装備をオプションではなく標準装備にして全車速対応のACC(セーフティセンスP)を搭載すればアテンザよりもよいとおもえます。ただし、ジジくさい内装とトランクスルーできない後席は改善してほしいかな。 アテンザは、ACCとサスセッティングがBMWと比べて残念なポイントでしたが、しかしいいクルマです。 【BMW 320d Luxuary】 BMWは2014年モデル(~2014/8)、2015年モデル(~2015/8)、マイチェン後(2015/9~)の最新モデルを見ましたが、うち2015以外は試乗しています。 初めて乗ったのは2014年モデルです。320dに乗り、その圧倒的なトルクに驚いたものです。その後、ターゲットがEクラスに変わったところからBMWも523dに変わり、3シリーズには試乗しなくなりました。 2015年モデルの5シリーズに試乗したときに比較として、320d Mスポーツに試乗しましたが、その乗り心地の硬さに家族からはクレームが出るだろうと思いそれ以降気にも留めていなかったものです。 マイチェン後の320dスポーツに試乗した際、BMW特有の固めの乗り味に大丈夫かな?と思ったものの運転席、後席ともに悪くないと感じました。Luxuaryの皮シートは豪華な雰囲気があり、固く張りのあるシートで乗った感じは硬く感じます。しかし、シートヒータも装備され、またアンビエントライトもいい雰囲気があります。 夏場は暑いのかもしれませんが、パンチングレザーよりは汚れに強いでしょう。 我が家にはMスポーツは無理ですが、ラグジュアリーかスポーツであれば十分です。公式ではマイチェンしてもヘッドライトなど以外の変更はないとありますが、ディーラーによってはマイチェンで乗り心地が改善されたといっている人もいます。 【結論】 BMWは大幅値引きが可能なマイチェン前のモデルがありましたが、既にパンフレットも現車もなくかなり迷いました。 結局、我が家はBMW 320d Luxuaryの2015年モデルで契約しました。マイチェン後と異なり、LDW(レーンディパーチャウォーニング)がついていないのが悔やまれますが大きく値引きがあるため、今回はよしとします。 本来、価格帯としてアテンザと比べるものではありませんが、BMWがここまで下がればいうことはありません。個人的に重要なトランクスルーもできますし。 ちなみに、ローン金利は高い順に 3.9% マツダ 2.9% メルセデス 1.9% BMW、VOLVO、クラウンターボ 1%違えば15万以上の差が出ますので、以外と影響は大きいです。 期末やMCいろいろな条件が重なっての金額ですが今回は各社とも、営業さんに非常に恵まれました。高い買い物です。金額だけで決めるのはできないですから、合わない営業がいたときには、営業を変えてもらうなど厳しい対応もありだと思います。 以下はメモのための金額ですが、見積もり条件は微妙に異なっているしオプション類も異なります。 600万 E220d(シートヒータ、360°カメラ) 530万 C220d(BASIC、延長保証) 500万 C200(BASIC、延長保証) 500万 VOLVO S60 D4 SE(本革、キーレス、延長保証、3年メンテ) 485万 VOLVO V60 D4 SE(本革、キーレス、延長保証、3年メンテ) 485万 クラウンターボ(プリクラ、センサー、3年メンテ) 410万 アテンザXD-L 2WD(オプション多数、3年メンテ) 495万 BMW 320d Luxuary(延長保証、3年メンテ) 今回はハイオク仕様をやめ、ディーゼル一本に絞ったことで事実上、EかCかS60か320dかアテンザでした。 ディーゼルエンジンの良さはその低速トルクによる走りやすさにあるので、燃費は気にするものではありませんが、やはり差がつく部分であることに違いはありません。 320dに決定した今も最良の選択はC220dであったと思っています。ですが、Cにはない走りの良さなどこれからのBMW生活を楽しんでみたいと思います。
| 車 試乗
| 00:28
| comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑